どの店も共通しているのは「定価よりもお安くしていますよ、寄ってらっしゃい見てらっしゃい」といわんばかりの値段表示。同店の店長によると、「国際通り商店街の組合はあるにはあるけれど、通り主催のイベントでもない限り、横の連携はそれほど密ではありません。値段の約束ごとなども一切ないんですよ」。つまり商店街による「消費者ゴコロをくすぐる作戦」なんてものはなく、正面切っての価格競争だったのである。全長1.6キロの通りに恐るべき数の同業者が軒を連ねている国際通り。いくらのんきなウチナーンチュとはいえ、競争心があおられる。「値段だけじゃなく、他店の品ぞろえも気になります。どこよりも早く新商品やユニーク商品を仕入れることが、お客さんを引きつけることにつながりますからね」
気になる車両だが、旧来の「大垣夜行」の165系急行型電車と167系修学旅行用電車が使用されている。これはJR東海とJR東日本が、お互い所有する電車を順番で使用しているためで、結米として当たり、はずれが生じる。また、旅行ピーク時になると同系列の169系急行型電車3両も増結され、全11両体制での運行となる。いずれの車両も、いわゆる「汽車」タイプのボックスシート。昼問の東海道線で多く見かけるセミ・クロス」シートの115系近郊型電車や211系近郊型電車に比べ、快適な車内空間となっている。さて、下りの9375Mは「ムーンライトながら」に勝つことが2点ある。1点は、日付変更駅までのきっぷが、品川〜川崎間で済むことだ。「ながら」は川崎を通過していくが、9375Mは小田原までは各駅停車。さらに、「ながら」で別途必要な東京〜横浜間の乗車券が450円なのに対し、9375Mは品川〜川崎間の210円でOK。これはうれしい。もう一点は、「ながら」よりも早く大垣に着くこと。関西方面へ乗り継いでいく場合、大垣で乗り換えとなるが、「ながら」利用客よりも早く乗り継ぎ列車へ乗車できる。ただでさえ、ハードな大垣駅での乗り換えパドル。これに勝るものはない。
旅先では、悪い人にいっぱい出会ってしまう。それは、私達が旅行者で、日本人で、女だからである。そもそも旅行者は、現地事情にうとい。これだけでも充分だまされやすい。その上、日本人。海外で強大な威力を発揮するジャパンマネーと日本のパスポートを持っている。それなのに、治安のいい日本に暮らす私達は、基本的に不用心で人を信じやすい。おまけに、日本人女性はおとなしい(御しやすい?)との評判は世界中に広まっている。つまり、世界中の悪い人にとって、日本人女性は最高のカモなのだ。だから、私達には悪い人がたくさん寄ってくる。しかし、出会う人すべてを警戒していてはつまらない。私はこれまで、ローカルになつき、家に泊めてもらったりしてきたが、彼らにだまされた経験は一度もない。運もいいのだろうが、それだけじゃない。経験的に「安全な人」と「悪い人」のニオイを嗅ぎ分ける勘が育ったような気がする。